入社4年目。同じ部署に後輩もできたとか?

入社したばかりの後輩がいます。今まで自分が先輩たちに教えられてきたのに、いつの間にか教える側に回っている、自分でも驚いています。入社当社は自分も全然わからなかったので、できなかったこと、気を付けていたことを思い出しながら指導しています。

工業高校の電気科出身ですね。

もともと、モノを組み立てることは好きで、趣味で木を切って組み立てて棚を作ったりしていたんです。工業高校の電気科に進んだことで、配線や回路のおもしろさに目覚め、電気関係の職に就きたいと思うようになりました。

入社を決めたポイントは?

家から近かったのが大きいです。実家から自転車で15分の距離なので、小さい頃から会社の周りには来ていたと思いますが、気付いていなくて。就職活動のときにはじめて、こんな近くに電気関係の会社があったんだ!と。高校時代に目覚めた電気のおもしろさや、ものづくりへの興味を満たしてくれそうだと思い応募しました。やりたいことがハッキリしていたので、悩みはなかったです。

入社してみてどうでしたか?

面接のときに感じた明るい雰囲気はそのままで、職場にもなじみやすかったです。
高校で教わって、基本的な工具の使い方は知っていましたが、「照明器具の組み立て」は未知の世界で。先輩たちから、この部品の役割は?配線の意味は?とイチから教えてもらいました。まずは先輩の隣に付いて見て覚える、それから徐々に1人でできる範囲をひろげて。はじめて触れるLED基盤や電源装置の扱い方から学んでいきました。

精密機器は取り扱いにも気をつかうとか。

組み立てていくときには、必要な部品を揃える「員数管理」でしっかり準備をして、図面と指示書を見ながら、部品の付け忘れがないように組んでいきます。もし小さな部品ひとつでも見逃してしまったら、またやり直し。
精密部品は繊細なので、配線をミスしてしまうと電源やLEDが壊れてしまうんです。何度か材料を無駄にしてしまったこともありました。

先輩から怒られたこともあった?

経験不足からくるミスで怒られるということはないです。ただ、問題は仕事に対する姿勢の面。

たとえば、静電気は精密機器には大敵なのですが、静電気対策のシートをかけ忘れて帰ってしまったときには会社に呼び戻されて、「このシートの意味をわかっているの?」と厳しく言われました。自分の不注意で、たくさんの材料や部品を守れなかったかも知れないわけで、怒られるのも当たり前です。あらためて繊細な精密機器を扱う心構えから教わりました。

いつも誰かが見ていてくれる?

誰かが困っているときに、見てみぬふりをするような人は1人もいない。
製品を組み立てていくときには、作りながら部品の不足を見越して準備しておく必要があるのですが、一度、納期が迫ってくるなかで部品の準備が遅れてしまって。時間のないなかで作業するものですから、現場が殺気だっていたことがあったんです。

そんな雰囲気を察して、製造以外の人たちも様子を見に来てくれて、「みんなでやろか!」と。最終的には、無事に納品することができたんですが、いっしょにピンチを乗り越えてくれて嬉しかったです。

いまでは自分も、「あそこ、ちょっと遅れてるかなぁ」と思ったら、すぐに手伝いに行っています。逆に手を貸してもらうこともありますし、協力するのが当たり前。気持ちのいい仲間たちに囲まれて仕事できています。

ピンチを経験してレベルアップしていく?

そのときも、部品の調達遅れが原因でしたので、なぜ遅れたのか?遅れないようにする方法を改めて検証しました。
ふだんの仕事中でも、なにか問題が起きたらみんなで集まって話し合い、解決方法や改善へのアイデアを出しあうようにしています。誰かが実践している良い方法があれば、みんなで共有する。組み立てのスピードを上げて、効率良く作業できるように努力しています。

どんな工夫があるのですか?

使う工具はたくさんあって、工具をたびたび持ち変えるのにも時間がかかるんです。ですから、一度手にした工具でできる作業は一気にやってしまう。ドライバーの力加減、どれだけ強くネジを締めるのか、という感覚は身に付きましたから、今度は工具を持ち変える時間を減らすことに挑戦しています。

そうやって少しずつ作業効率を高めていけば、1日20台しか作れなかったのを30台にできる。当社が扱うのは、既製品ではないですから、システマティックな流れ作業はできません。一人ひとりが技術を磨いてレベルアップすることで、会社の利益に貢献できるんです。

入社当時は、誰かの指示を待っているだけで、図面を前に固まってしまっていたのですが、最近は図面や指示書の読み方がわかってきました。もともと好きだったものづくりが、経験を積むことでどんどん楽しくなってきましたね。

就活生に向けて、会社のアピールを!

当社は、仕事に対する厳しさと、日常的なあたたかさが両方ある明るい職場。はじめて社会に出た職場が、助け合える人たちばかりの会社で本当に良かったと思っています。

仕事が終わったら趣味の時間。僕は、家族に料理をつくったり、釣りに出かけたり、メリハリのある社会人生活を楽しめています。
ぜひ僕らと、ものをつくる楽しさを分かち合いましょう!

※所属部署は、インタビュー当時の部署を掲載しています。

とある一日のスケジュール

  • 7:00 起床
  • 8:00 出勤
  • 8:30 始業 使用検査機器や道具の点検・工程の打ち合わせ
  • 9:00 組立作業
  • 12:00 昼食
  • 12:45 組立作業
  • 14:45 休憩
  • 15:00 グループ内ミーティング 工程の改善や、次の日の工程の打ち合わせ
  • 16:00 組立作業
  • 17:20 検査機の点検
  • 17:30 終業 自宅まで自転車で15分ほど
  • 18:00 帰宅 愛犬と散歩・家族全員の食事を作ることも
  • 23:00 就寝

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