電気のインフラを
支えたい

Q.入社を決めた理由は?

ものづくりが好きだったので製造業を考えていたのですが、大学のときに1週間の停電を経験したんです。
2018年の台風21号で関西空港の電源施設が浸水したときのことです。1週間まったく電気が使えなくて、日没とともに真っ暗になるし、冷蔵庫は止まるし、お湯も出ない。携帯もつながらなくて「電気がないってこんなに不便なのか・・・」と。その頃から、電気系のインフラに携わりたいなと思いはじめました。

業界のなかで探していくうちに、当社が関西空港の配電盤を3日で復旧させたことを知って、まさに自分が経験した災害とドンピシャだった。ウェブサイトを見ると、その短期間で復旧できたのはカスタマイズやチームの力によると書かれていて、ここで働きたい気持ちが固まりました。

Q.面接を受けたときの印象は?

他にもいくつかの会社を受けていたのですが、こちらが一番ていねいに話を聞いてくださっているなと感じました。子どもと話すときって、しゃがんで目線を合わせてあげると話しやすくなると言うじゃないですか。どこかそんな雰囲気があって、自分の考えを素直に伝えることができました。仕事の話というよりは、私の趣味である筋トレの話でかなり盛り上がりましたが(笑)。

「こんなものが欲しい」に応えて形にする仕事

Q.主な仕事内容は?

照明用ポールの図面と計算書を作成しています。お客様の要望に応じて一つひとつ設計を考え、形にしていく仕事です。
ここの設計のおもしろさは、既製品ではなく、オーダーを受けてから作るところです。「この商品を買ってください」ではなく、「こんなものが欲しい」というお客様のリクエストに応えて形にする。そのプロセスに関われることが非常におもしろいです。

Q.設計はどうやって学んだ?

まったくの未経験だったので、入社してからです。今もまだまだ勉強中。最初はソフトの触り方から学びました。
OJT(仕事のなかで実践しながら学ぶこと)で、仕事の流れや考え方もだんだん理解できるようになりました。

Q.入社1年目はどんな仕事を?

最初の1年間は、製造部で照明器具の組み立てを担当しました。先輩といっしょに、作業を前半と後半にわけて組み立てていくのですが、慣れてくるとお互いにあうんの呼吸が生まれてくるんです。相手の動きを見ながら、自然とフォローし合えるようになってくる。
どちらかが遅れ気味になると、言葉に出すわけでもなく、さっと手伝ってあげる。そんな連携ができると、効率も上がって気持ちよく仕事が進みます。
「相手がやりやすいように」と気を配ると、それが自然と自分にも返ってくる。それは会社全体としても、常にある空気だなと感じています。

前例のない仕様に必死で取り組んだ!

Q.もっとも印象に残っているプロジェクトは?

北海道の千歳にある、半導体工場の照明用ポールを担当したときのこと。まだ配属1年目だったので、簡単な設計の仕事をやらせてもらっていたのですが、想定以上にお客様からの要望が複雑になっていって(笑)、半年くらいの長期プロジェクトになったんです。

とくに難しかったのは、照明器具だけでなく監視カメラもつけたい、点検用のフタをデザイン性のある落し蓋にしてほしいという点。いつもは過去の設計図を参考にするのですが、どちらも前例のないパターンでした。

Q.どうやって乗り切った?

監視カメラをつけるとなると負荷もかかるし、ポールに取り付けるための受け部分も作らないといけない。調べることが山ほどありましたが、先輩や上司と相談しつつ、営業部や工場の方とも何度もやり取りしながら進めていきました。

今はまだ製造真っ最中ですが、偶然にも作っているところを見ることができたんです。
奈良工場へ研修に行ったときに、工場の方がニヤニヤしながら「これ、例のややこしいやつだよ」と(笑)。苦労した図面が実際に形になっていく光景を見ながら、めちゃめちゃうれしかったです。

100点しか許されない、ものづくりの世界

Q.苦労した分、学んだことも多かった?

「100点しか許されない」ということを初めて経験しました。学生のときは90点でも褒められたりするけれど、ものづくりにおいては99点でもダメ。ミスをしないことの大切さを実感しました。

Q.100点満点にするためにどんな取り組みを?

とくに体調管理には気をつけています。集中力が切れると、どうしてもミスしやすくなるので、常にコンディションを整えるようにしています。
それから、上司に設計図のチェックをお願いするときは、いろいろな方に見てもらうようにしています。皆さんそれぞれに得意分野や見るポイントが少しずつ異なるので、いろんな角度から確認してもらうことで完成度が上がります。

しっかり考え、根拠をもって行動するようになった

Q.キャリアアップで取り組んでいることは?

業務で扱うアプリ(AutoCADやExcel)を自分で調べたり、品質管理のOJTを週1回受けています。また、展示会にも出かけて業界全体の知識を蓄えています。

Q.学生の頃から成長したなと思うことは?

仕事を始めてから、自分の行動に理由を持つようになりました。一つひとつを「なんとなくやる」のではなく「すべての行動に根拠を持つ」ことが、いい仕事につながると思うので。

もう一つは、他人への気遣いの大切さにも気づきました。周囲の先輩たちはお互いに助け合ったり、さりげない気遣いができる方が多いので。実は、学生のときはほんとうに何も考えてなかったんです(笑)。自分の言動が相手にどんな影響を与えているか、いつも自分自身を見つめ直すようにしています。
今から思うと、ここまでなんとなく生きやすかったのは、母親がいろいろと気を配ってくれていたからだとも気づきました。自分もそんな人間になりたいなと。本人にはそんな照れくさいこと絶対に言えませんが(笑)。

Q.これから、どんなふうに成長していきたい?

人の支えになれるような存在になりたいです。将来の目標を考えてそこから逆算しつつ、今はちゃんと自分の人生だと思って生きています。

電気エネルギーの仕事って、今後どれだけAIが進化してもなくならないだろうと思います。とくに、災害時の対応は人の力が必要ですから。とてもやりがいのある仕事だし、自分の頑張りが社会を支えていけるように、もっともっと力をつけていきたいと思います。

休日も会社のメンバーと思いっきり遊んでる

Q.休日の過ごし方は?

実は、休日も年齢の近いメンバーたちと、ボウリングやダーツしたりと高校生みたいな遊び方をしてます(笑)。
仕事のことを忘れてリフレッシュできるし、たまにグチも言い合えるのでいいガス抜きにもなっていると思いますね。横のつながりがいいというか、めちゃめちゃ仲がいいです。

※所属部署は、インタビュー当時の部署を掲載しています。

一日のスケジュール

  • 7:00 起床
  • 8:20 出社
  • 8:30 始業 一日の業務をリストアップ
  • 9:00 社内ミーティング 営業部門と仕様詳細を打ち合わせ
  • 9:30 図面作成
  • 12:00 昼食
  • 12:45 社内ミーティング 上司や先輩に図面のチェックをお願いする
  • 13:30 計算書作成
  • 14:45 休憩 コーヒーを飲んでひといき
  • 15:00 図面作成
  • 17:35 退社 バイク通勤
  • 19:00 筋トレ 空手をやっていたこともあり、体を鍛えることは大好き
  • 21:00 帰宅 夕食後はゆっくり過ごす
  • 24:00 就寝

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