カスタマイズ力を支える、
因幡いちばんの強み。

仕様を細部まで確認

カスタマイズ対応は、効率性において言えば分が悪い。その弱点を強みに変えるのが、チームの団結力だ。

「技術、営業、製造のメンバーがここに揃っているから、すぐに相談できる。これでいけるとなったら、みんながすぐ動く」。
設計者の山本は目をかがやかせる。
決断のプロセスに時間がかかってしまう大手メーカーにくらべると、少数精鋭の動きはとても軽やかだ。

共通認識のもと、早く判断して、早く動き、結果をみて調整する。長い歴史のなかで培ってきたチーム力は、因幡電機製作所の文化ともいえる。

いざとなったら、
みんな助けてくれる。

街路灯の製造工程

そう語るのは、入社4年目で組み立て工程を任されている一人。
「納期がきついとなれば、設計も営業も関係なく助けてくれるんです。だから、自分も言われなくても手伝いにいきます」。
困難な状況になるほど、チーム力というのは何倍にも膨らませることができるものだ。それを一番に実感するのは、きびしい納期に直面したときだろう。

しかし、なぜそこまで頑張れるのか。
根底にあるのは、社会のインフラに関わる製品を、自分たちがつくり出しているという責任感。直接の顧客だけでなく、その先に「必要としている人々がいる」ことを全員が知っているから、自然と困っている仲間のところへ足が向くのかもしれない。

ボトムアップでやっていこうぜ。

羽曳野工場の製造工程

もう一つ。チーム力は、人を育てる場面においてもパワーを発揮する。それを積極的に仕掛けているのは、社長本人である。
「カスタマイズ中心の生産スタイルは、最終的には人の力によるところが大きい。設計、板金、塗装、組み立て、品質保証、どの工程においても、個人が主体性をもって力を発揮してこそ、いいものづくりができる」。

たしかにフロアを見渡すと、チームを率いるグループリーダーを先頭に、メンバーは自ら仕掛けて動いている。基本的には、事業部長ら幹部でも余計な口出しはしない。彼らは必要な場面にだけ登場することを心得ているのだ。

社長は、といえば。
社長室でなく、スタッフと同じフロアに席を並べて仕事をこなしながら、至るところで誰かと話している。ときには、入社間もない社員の隠れた可能性を引き出す場面もある。250人強のメンバー全員の名前が呼べる社長は、世の中にどれほどいるだろうか。

大きな愛情のもとで、自発的に考え、連携して動ける、因幡電機製作所チーム。チーム力が上がることが、その結果を社会へと還元することにもつながっている。

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